オモニの味

韓国人の我が家では、母=オモニと呼んでる。
もう72歳になる。
随分苦労を重ね、今は身体が不自由である。


先日、不自由なオモニから買い物を頼まれる。
いつもは杖をつき、
車椅子を利用しながらも自分で出かけるのだが、
体調があまりよくないようだ。


私も自分で漬けた「オイキムチ」を土産に、
買い物した物を届ける。


オモニ:「このオイキムチどうやって漬けたの?美味しいじゃん」
私:「そう?今度また持ってくるわ」


だが、
帰る頃には色んな物をもらって帰る。


オモニの心遣いである。
オモニ:「じゃがいも煮たけど、もって行く?」
オモニ:「いただきます」


帰ってきて夕食に食べると
懐かしいオモニの味がした。
特別上等な物が入っているわけじゃない。
ましてや、肉も入ってないじゃないか・・・(-_-;)
でもなぜか、ほっとするような美味しさ。
その甘さとホクホクさがオモニの味である。


親の愛情に値段はないね。


おっと・・・


思い出しました。
私にも東京に息子達が・・・


私が送ったおかず食べて
オモニを思い出してくれてるのかな・・・
オイキムチでも漬けて送りますか(*^_^*)