講演会「葬儀屋さんのおもしろウラ話」

6月13日 株式会社スズソウの鈴木社長にお越しいただき、講演会を行いました。

イマドキの葬儀のあり方、また家族葬についてなど。
時代の流れと共に葬儀は簡略化されていますが
故人に対する家族の念いは、変わってはいけない。

鈴木社長は「人生の卒業式」について熱く語られました。


最近、テレビなどで「終活」が話題になってますよね。
先日もNHKで放送があった「人生の終わり方(しまい方)」を見ました。


私は、
「終活」として余分な物を残さない。
残された子供たちが困らないように、生前整理が必要だと思います。


しかしながら、「物はしっかり整理して残さない」
と同時に、「子供たちの心に、何を残すのか」
だと感じました。


あとで、子供たちが「うちのオモニは、こんな人だった。」
「すごいよね」と言ってもらえるような生き様を残したいと思いました。


私は、父が長年病気で仕事が出来なかったので
母が商売をしながら育ちました。


父は厳格で厳しい人で、何時間も正座させられて兄とよく叱られよく叩かれました。
今思えば、病気のストレスや自分の威厳、存在を発揮するところがなかったんでしょうね。


一方母は、無口で我慢強く、そんな父と子供たちのために黙々と働いた人です。
今になって考えると、母は無言で私たちに何も言わなかった人ですが
「この人が居て、私たちの家庭はあったんだ」とつくづく思います。


今年、79歳になります。
何年も前から、心臓を患い大変な思いもしましたが
今では、膝の手術もして、杖をついて歩けるようになりました。


それでも不自由な身体で、子供たちに頼ってはいけないと
自分でタクシーに乗り、買い物に行ってきます。



本当に凄いと思います。
私たちに「こうしなさい。こうあるべきだ」などとは一言も言いませんが
その姿からたくさんの事を学びます。

私はこんな母親になれるだろうか。


「子供たちの心に何を残せるか」
今、私が思っていることです。