スズソウ「鈴木社長」のお話
先日、中川区の葬儀屋「スズソウ」の鈴木社長とお会いしてゆっくりお話しました。
鈴木社長は、私より一つ年上の熱血な社長。
経営研究会を通して何度かお会いしてましたが、ゆっくりお話ししたのは初めてです。
今の時代の「お葬式」はどんなものなのか。
高齢化社会の今の日本。
亡くなる方が会社退職後、長く生きられてお付き合いもぐんと減り
以前のように仕事関係の方が大勢いらっしゃる葬儀は少ないそうです。
そこで最近は家族葬というものが多いらしい。
来客のおもてなしに気を取られて
悲しむ暇もなく、お通夜と告別式が終わっていく・・・
それよりも近い友人と家族だけで
囲炉裏を囲みながら、故人の思い出を語り
より故人らしい葬儀というものが求められているらしい。
そこで大切なのが「終活」だそうです。
鈴木社長は、
「葬式って聞くと、すごく暗く嫌なマイナスイメージだけど、
本当は「今まで生きてきた最高に幸せな人生の卒業式なんですよね」
と熱く語ってくれました。
生まれた時から、人間は死に向かって生きているんです。
これは人として避けられない事実です。
退職し老後を死に向かって、その日を待つんじゃなくて
その「人生の卒業式」をどのように迎えるか。
最近では、遺影写真を生前撮っておくという事があります。
私の母も「この写真がいい」とリクエストをいただいております。
おおよそ、10年以上前の写真ですが(^_^;)
変な写真より、より自分らしい写真がいいですよね。
葬儀には、この範囲の友人でしてもらえればいい。
葬儀の時は、この音楽を流してほしい。
などなど、「エンディングノート」には色々書きますよね。
でも、実際その「エンディングノート」の要望は
見送る家族へきちんと伝わってないケースが多いと鈴木社長はおっしゃってました。
「イキイキ、わくわく楽しく生きる」ためには何が必要なのか
どう生きるのか。
鈴木社長は、今は、「葬儀屋は葬式をする所」というよりも人生の卒業式まで
イキイキ、わくわく生きる為に何を提供するのかという所だとおっしゃってました。
みよし悠学カレッジで「自分史」講座を担当するようになり
先輩方がみなさん自分の人生を振り返り
楽しかったこと、辛かったこと色々あったけど
全部自分の人生として素直に受け止めている姿に胸が熱くなります。
私も自分の人生をそう語れるようになるには
まだまだ修行が足りないようです(-_-;)